不用品をなるべく安く処分するコツ

安く引っ越しをするコツはまず「荷物を減らす」ことですが、
そもそも不用品を処分するのが苦手な人はどうすればいいのでしょうか。

まずはその荷物が引っ越し先でも必要かどうか、
それを判断しないことには荷造りをすることもできません。

また、不用品はただ全部捨てれば良いというわけでもありません。
処分と言っても、ゴミとして分別したりリサイクルショップに持って行くなど、
エコロジーのことも考えないといけませんよね?

そうなると不用品の処分にもある程度余裕を持って行動しないといけなくなるので、
荷物の仕分けは引っ越し予定日の1ヶ月前にはやっておきたいところですね。

リサイクルショップを活用しよう

リサイクルショップは少し前と比べると飛躍的に数が増えました。

大手でテレビCMを流しているようなところから、
街の小さなリサイクルショップという規模のものまで、
探せば近所に一件は見つかるでしょう。

リサイクルショップの中にはある特定の商品を専門に使っているところもありますが、
基本的には「何でも揃っている、何でも買い取り」という店が多いです。
引っ越しの時に出た不要な荷物のほとんどは、
リサイクルショップに持ち込めば引き取ってもらえると思います。

それで少しでもお金になればいいですし、
買取りが出来なくても頼めばそのまま引き取ってもらうことは可能です。

「タダで引き取られるぐらいなら売らない!」
と考える人もいるかもしれませんが、もう少し考えてください。
引っ越し先に持っていくと輸送費が掛かるんですよ? 
粗大ゴミになるような物なら捨てるのも有料です。
タダで引き取ってもらえるのは、むしろお得になるんです。

これは考え方の問題なのですが、
不要な物をなるべく処分しておくことで引っ越しの荷物の量が減り輸送費がダウン、
さらに不用品を処分する費用が浮くことで目には見えませんが、
結果的に「売らないと損」をすることになってしまうのです。

(※引っ越し料金の大枠は『荷物の量』と『移動距離』で決まります)

また、リサイクルショップは一件だけでは無いというのも大事なポイントです。
Aのリサイクルショップで過剰在庫のために買取りを断られても、
Bのリサイクルショップでは品薄で高値で買い取ってもらえた……
なんて話はけっこうあります。

これはリサイクルショップごとに買い取り基準が独自設定されているために起こることで、
複数のリサイクルショップを回れば大抵の物は処分することができるでしょう。

難点を言えば、複数のリサイクルショップを回るのでどうしても時間が掛かることでしょうか。
これに対応するためにも、荷物の仕分けはなるべく早い段階で済ませてしまいましょう。

自治体サービスを利用するのも忘れずに

リサイクルショップで買取りを断られた物も、
そのままでは捨てられないことがほとんどです。
業者に引き取ってもらうにしても、それでは料金が発生してしまいますね。

そういう場合、まず各自治体で行っている
粗大ごみ回収サービスの料金と制度を確認してみましょう。

ほとんどの場合、業者よりも安く粗大ゴミの回収をしてもらえます。
もちろん制限や上限はあるでしょうから、まずは利用規約をしっかり確認することです。

分からない時は市町村役場に問い合わせてみてください。
回収方法や費用などちゃんと教えてくれますよ。

ただし、自治体によっては回収日が決められている場合があるので、
例えば今済んでいる自治体が月に2回しか回収をしていないのなら、
その1回を逃すわけにはいきません。
なるべく早く確認を取って、日程をチェックしておきましょう。

(※料金をさらに安くしたいと思うなら、
回収所に直接不用品を持って行くことで料金が安くなる可能性があります)

民間の回収業者はやっぱり高額に……

引っ越し当日までスケジュールに空きが無いと、
リサイクルショップの利用も自治体の粗大ゴミ回収サービスも利用できなくなってしまいます。
そうなると、残った手段は「民間の業者」しかなるなります。

民間業者に頼む利点は、とにかくフットワークが軽いことでしょう。
曜日や時間はむしろこっちが指定できますし、
処分が不可能と断られるものもほとんどありません。

しかも、家まで取りに来てくれるので荷物を運ぶ労力も必要ありません。
なので、当然ですが料金は高額になっています。

民間の業者にゴミ処分を依頼すると本当に高くつくことになるので、
安く引っ越しをしたい人にはまったくオススメできません。
第一は、早めに荷物を仕分けしてリサイクルショップに持ち込むことです。

例外として、引っ越し業者が粗大ゴミの回収を引き受けてくれるケースもあります。
もちろんこれも有料のオプションサービスですが、
量によっては民間業者よりも安く済む場合もあります。

業者を下見に呼んだ時に確認しておくといいでしょう。

そうして、料金の安い方を最後の手段として選ぶようにしましょう。
どちらが安くなるかはケース・バイ・ケースですが、
どっちもあまり『お得』といえる料金ではないので、
利用する時には覚悟は必要になりますね。