引っ越しをするとゴミは必ず出る物です。
そして、引っ越しの後片付けなどを優先してゴミの処分を後回しにしてしまうことも、
まあよくある光景ですよね？
ですが、アドバイスさせてください。
ゴミはあんまり溜めない方がいいですよ！（普通の事言ってるね）
そもそも、引っ越しで出るゴミは普段の生活で出るゴミとはモノが違います。
可燃ゴミの他にも不燃ごみや資源ゴミも多く出るでしょうから、
きちんと各ゴミの回収日を確認して順番に処分していかないといけません。
新居のある地域のゴミ収集日を知ろう
不燃ゴミ（プラスチックや食器類、小型の家電製品など）、
資源ゴミ（本や新聞、洋服など）、粗大ゴミ（ゴミ袋に入らない家具類など）、
ビン、空き缶は捨てるのに制限のあるゴミなので、
処分するにしてもルールが分からないとどうにもできません。
しかも、収集日が可燃ゴミと違って少ないので、
一度出しそびれるとずっと家にゴミを置いておかないといけなくなります。
可燃ゴミ（生ゴミ）は基本的に週２回の収集日があり、
これはどこの自治体も変わらないと思います。
収集日が頻繁にあるので、引っ越しまでにもそうゴミは溜まらないのですが、
問題は上記のような地域によっては月２回程度しか収集日の無いゴミをどうするか、
ということです。
（※ゴミの収集日は各自治体ごとに異なります。
場所によっては分別の仕方まで変わるので、
引っ越し先のゴミだしのルール確認は最優先事項と言ってもいいでしょう）
この深刻なゴミ問題にあまりピンとこない人に実例を示しますと、
資源ゴミが出せるのは毎月第２・第４火曜日の地域に住んでいる人が、
第３週目の週末に引っ越しをするとします。
そうなると、資源ゴミを出す最後のチャンスというのが
引っ越し当日から見て先週の火曜日……
ざっと数えると、十日間分の資源ゴミを抱えて引っ越しをしないといけなくなりますね。
もちろん、その十日間を資源ゴミを
一切出さない生活で乗り切るのも不可能ではないでしょうが、
家族単位での引っ越しではまず無理だと思ってください。
引っ越しの日程を決める時にゴミの収集日まで考えて決める人はあまりいませんし、
直前になって気付いてどうしようか頭を抱えるのが、この問題なのです。
ゴミ回収業者は高くつく
ゴミの収集日に出しそびれてしまったゴミは、
引っ越し当日までにどうにかしておかないと
新居までゴミを持っていくことになってしまいます。
しかも、ゴミを積んで増えた分で追加料金が発生してしまったら目も当てられませんね？
ゴミの量が少量なら、お付き合いのある近所の人にお願いするという方法もあります。
ですが、お願いできるのは少量の可燃ゴミ程度が常識の範囲内でしょう。
不燃ゴミや粗大ゴミ、空き缶、ビンなどは収集日もそう頻繁に来ないので、
処理には本当に頭を悩ませます。
本当にどうしようもない場合は「ゴミ回収業者に頼む」という手段が取れなくもないですが、
これは正直あまりオススメしません。
どうしてもゴミが処理しきれない時の最終手段と考えておいてください。
というのも、業者にたのんでゴミを回収してもらうと
簡単に万単位でお金が飛んでいくからです。
ゴミ回収業者の相場は普段使わないのであまり知られていません。
頼んでから請求書を見てビックリする人も多いくらいです。
引っ越しで色々と物入りになるというのに、
余計な出費はなるべく抑えたいものです。
業者に頼む以外の方法で、どうにか切り抜けるようにしましょう。
不要な物は早め捨ててゴミが出にくいようにしておこう
そもそも、引っ越しの時に出るゴミは
「前から家にあったけど引っ越しの時にいらないと判断した物」が多いハズです。
つまり、引っ越しの準備段階で不要な物をどんどん処分
またはリサイクルに出しておけば、当日にでるゴミは減るはずですよね？
特に捨てるのに勇気がいるのが大型家具ですが、
新居にもっていかないのならリサイクル業者に持っていってもらいましょう。
引っ越し当日まで置いておいたら、
リサイクルできたはずの大型家具がただの粗大ゴミになってしまいます。
次に、捨てるのに制限のある粗大ゴミをどうするかです。
自治体によっては粗大ゴミは回収前に事前連絡が必要な場合があり、
しかも連絡した次の日に取りに来てもらえるわけではないのです。
むしろ回収までに日数が掛かることの方が多いので、
なるべく早めに処分するようにしましょう。
（※引っ越しのシーズンとなると、
リサイクル業者に大型家具を持ち込む人が急増します。
また、引き取りにきてもらう予約も取りづらくなるので、
その時期に引っ越しをする人は早めに行動を開始しましょう）
「ゴミの処理は全ての作業が終わってからまとめて〜」と考える人は多いはずです。
実際、筆者も普段はそうしています。
ですが、引っ越しという場面においては、
ゴミの処理は優先順位の高いことだと覚えておいてください。
引っ越しにゴミ処理問題は必ず付いてくるのです。
引っ越し業者の中には「ゴミの処分をしておきましょうか？」
と声を変えてくれる業者もいるのですが、忘れてはいけません。有料です。
ゴミ処理料金を高く設定している業者もいるので、
依頼する時はまず料金の確認からしていかないとだめですよ。
引っ越し業者はオプションとして扱っているゴミ処理は
「数千円〜数万円」と料金にだいぶ幅があるので、
やはり引っ越し当日までになるべくゴミを出さないようにするのが大事です。
そのためには、
- 不要な家具は早めに処分する（リサイクルショップに持ち込む、または引き取りにきてもらう）
- 収集日の機会が少ないゴミは引っ越し当日の直近日に必ず出すようにする
これらのように、早め早めに行動することで引っ越しの準備で問題が起こっても、
その対策を取れるだけの余裕が生まれるということです。
