複数の業者に見積もりを頼むと金額がぜんぜん違うのはなぜ?

複数の引っ越し業者の見積もりを比較してみた時に、
見積もり金額に大きな開きがある場合があります。
こちらが提示している条件は何も変わらないのに、
なぜここまで差が付くのでしょうか。

理由はいくつかありますが、やはり決め手となっているのは
「1回の作業に対して業者が求めている利益」の差でしょう。

引っ越し費用を決めるポイント

多くの引っ越し業者は『引っ越しに使うトラックの大きさ(台数)』と
『引っ越し先までの移動距離』で大雑把な費用を算出しています。

その後に依頼者の条件ごとに料金が追加されていく場合がほとんどになります。

その『追加項目』となるのが以下の通りです。

  • 荷造り(自分でやるか業者に頼むか)
  • 時間帯(午後の引っ越しの場合安くなる)
  • 荷解き(自分でやるか業者に頼むか)
  • 大型家具の有無(主にピアノ、エアコンなど)

そしてこの追加項目に対して設定している料金は業者ごとに違うので、
ここでも業者間の見積もりに差が生まれてきます。

ですが、今や引っ越し業者は大小含めると数え切れないほどあります。
価格競争などもありそこまで料金に大きな差は生まれないようになっています。

結果として見積もり料金に大きな差が出ているのには、
やはり業者側の利益の求め方が決め手になっていると考えられるのです。

※参考 → エアコンの引っ越しの場合、
業者間では10,000〜15,000円が相場になっているが、
あくまで基本料金でありパイプの延長や室外機設置場所など
条件次第で料金が追加・変動されていく。

引っ越しをする時は業者間での見積もり比較を!

これから引っ越しをする人、引っ越ししたいと考えている人は、
まずインターネットを開いてください。

一括見積もり請求サイトを使えば複数の業者から
いっぺんに見積もりを集めることができるので、非常に便利なのです。

こういった見積もりの比較を「相見積もり」と言い、
実は引っ越し業界ではごく日常的に行われていることなのです。

変に遠慮していてもただ損をするだけなので、しっかりと利用しておきましょう。

ここで大事なのは、最初に提示された見積もり金額に
飛びついてはいけないということです。

業者はこちらが他の業者と比較していることをすでに知っているわけですから、
相談次第ではさらに料金が割り引かれる可能性もあるからです。

これはほとんどの業者で通用する手段です。
業者としては仕事を請けて利益を出すのが第一なので、
他の業者に取られるぐらいならと、
最初に見積もっていた利益よりも低めの金額を提示してくるからです。

同業他社よりも業績で一歩先んじるための、
業者間の競争を上手く利用するわけです。
もちろん、価格競争は自由ですからこちらにも業者にも違法性はありません。

つまり、引っ越し業者は早い段階で一社に決めてはいけない、ということです。
少なくとも見積もりの比較だけはしておくようにしましょう。

業者的には安く仕事を請けると利益も少なくなりますが、
それでもしっかりと利益を確保して会社を運営するのが優良な企業です。

こちらも悪いと思う必要はないので、
インターネットの一括見積もり請求などを利用して、
引っ越し料金を抑える工夫をしていきましょう。

また、業者を決めた後はそのまま引っ越し本番に進めるのではなく、
必ず下見に来てもらいましょう。

そこで最終的名金額の交渉もできますし、
トラブル回避のためにも下見は重要なファクターです。

※当HPの別ページでも引っ越し費用を安く抑えるコツを紹介しているので、
参考にしてください。

安すぎる引っ越しの裏話

業者ごとに見積もり金額に差が出るという話をしてきましたが、
中にはあまりにも安すぎる金額を提示してくる業者もいます。

そういう業者の多くがいわゆる『ブラック企業』であったり、
人件費削減のために経験の浅いアルバイトや、
ひどい場合は不法就労者を雇っていることもあるので、注意が必要です。

引っ越し料金が半額以下になる一工夫とは……?

安く引っ越しをしたいと考えるなら、
複数の業者間での見積もり比較(相見積もり)が必須です。
やらなければ確実に損をしてしまう、
現在の引っ越しではスタンダードな方法とも言えるでしょう。

業者に何度も連絡を取るのは面倒だと思う人もいるでしょうが、
インターネット環境さえあればその手間もほとんどなくなります。

一括見積もり比較サイトにアクセスすれば
無料で見積もり請求が可能なので、ぜひとも利用しておきましょう。