長距離の引っ越しを頼んだ場合の料金は?

引っ越し料金の大枠は『荷物の量』と『輸送距離』で決まります。

つまり、引っ越す先が遠方になればなるほど、
引っ越し料金もドンドン上乗せされていってしまうのです。

中には「トラックで移動するのが困難な距離」を
引っ越ししなくていけない人もいるでしょう。
そうなると、船や飛行機を使った移動で費用はさらに上がってしまいます。

例えば、『東京⇒沖縄』や『東京⇒北海道』で引っ越しをする場合、
フェリーか飛行機を使って荷物を運ぶことになります。

輸送距離が長いのはもちろんですが、
加えてフェリーや飛行機の代金まで発生するので料金は……
考えたくもありませんね。

つまり『安い』か『早い』かの二択

引っ越し先が遠方になるのなら、
移動時間を考えれば引っ越し作業も1日では終わらないでしょう。
この問題については、大体の場合、こちらに2種類の選択肢が用意されています。

@特定の業者のみに依頼して荷物を輸送する

メリット:
業者間の荷物の受け渡し回数が少ないので届くのが早い
デメリット:
荷物を早く安全に運ぶため料金が高くなる

A荷物を引き渡す引っ越し業者とは別に、荷物を運搬するのに別の業者を使う

メリット:
輸送を格安の業者にしてもらうことで料金が安くなる
デメリット:
複数の業者を間に挟む分、荷物を受け取るまでに時間が掛かる

両者とも一長一短がありますが、
申し込みの手間だけは引っ越し業者が窓口になるので手間は掛かりません。

ただ、Aの間に複数の業者を挟んで料金を安くするという選択肢については、
内容をきちんと理解したうえで依頼しないといけません。

Aのその他のデメリット
  • 荷物の積み下ろしが頻繁(時間が掛かる原因になる)
  • 複数の業者の手に渡るため、途中で紛失や破損のリスクが高くなる
  • 格安の下請け運搬業者に依頼される場合もあり、従業員の質が一定ではない。

また、@の方法ではAより確かに早く安全に荷物を輸送できるでしょうが、
その料金には大きな差が出来ます。

逆に、Aは@と比べて作業時間の遅延や
荷物の紛失・破損のリスクが高くなることを理解しておかないといけません。

あとは、どちらに依頼するかは当事者の判断に任せることになります。

納得のいく方を選ぶと良いですが、
その前に引っ越し当日前後の天気予報を確認しておきましょう。

Aは複数の業者をつかうことを前提としているので、
天候不良などでどこかの輸送業者が欠便になると、
そのまま荷物が届かなくなってしまいます。

※アリさんマークの引っ越し者では、この2つについてさらに詳しく紹介しています。
参考にしてください。

輸送費用を安くするコツは『混載便』

長距離の荷物の輸送はどうしても料金が高くなります。
ですが、その中でもどうにか料金を安く抑えたい場合は、
荷物を『混載便』で運ぶというのも良い方法かもしれません。

混載便は簡単にいうと、「同じ方角に荷物を輸送したい人たちが、
大型トラックを一台借りて料金をシェアしている」と考えてください。
大勢の人間で料金をシェアするので運搬費用が安くなるというワケですね。

例えるなら、目的地に向かうのに
タクシーを使うかバスを使うかの違いのようなものです。

タクシーなら客は自分一人なので早く目的地に着きますが料金分はバスより高い、
バスだと他の乗客の乗り降りがあるので到着がタクシーよりも遅いが料金は安い、
という具合です。

混載便を利用する時の注意点は、とにかく荷物が届くのが遅いということです。
確かにその分だけ輸送費用は安いのですが、
引っ越した先で中々荷物が届かないというのは意外とストレスが溜まりますよ。

場所によっては1週間〜10日も掛かる場合があるので、
当座を過ごせるだけの荷物は自分で運んで、
残りの荷物を混載便で輸送するという使い方ならいいかもしれませんね。

業者の相見積りは基本! 値引き交渉をしてさらに費用を抑えよう

長距離の引っ越しの見積りは、最低でも10万円以上を想定しなくてはいけません。

それだけの高額の引っ越しだけに、
料金の割引が2割か3割かでも大きな差が出てくるので、
業者による見積り額、サービスの違いがハッキリと表れます。

見積り一括請求を利用して、
自分の条件にあった一番お得な業者を選ぶようにしましょう。

一番ダメなのは、業者を即決することです。
ましてや一社だけしか見積りを見ていないというのは、
ハッキリ言ってただ損をしているだけですよ! 
筆者には一生縁のないようなブルジョワジーな世界の話です。

インターネット環境さえあれば、誰でも無料見積り比較サービスを利用できるので、
まずは遠方への引っ越しに対応している業者に絞って見積もりを集めましょう。
その中から3〜4社を厳選し金額やサービス内容を比較していきます。

最後に業者と直接値引き交渉をします。
業者側も値引き交渉を見越して見積りを出しているかもしれません。

一言「安くなりませんか?」と言うだけで値引きしてもらえる可能性があるので、
黙っているわけにはいきません。上手くいけば数万円単位でお得になりますよ!

※当サイトの別ページでも『引っ越し料金の値切り方』について紹介しています。
参考にしてください。

引っ越し料金が半額以下になる一工夫とは……?

安く引っ越しをしたいと考えるなら、
複数の業者間での見積もり比較(相見積もり)が必須です。

やらなければ確実に損をしてしまう、
現在の引っ越しではスタンダードな方法とも言えるでしょう。

業者に何度も連絡を取るのは面倒だと思う人もいるでしょうが、
インターネット環境さえあればその手間もほとんどなくなります。

一括見積もり比較サイトにアクセスすれば無料で見積もり請求が可能なので、
ぜひとも利用しておきましょう。