実は、引っ越しする先の新居が決まっていなくても、
引っ越しの見積もりを作成することは一応可能なのです。
これは転居先の契約がまだ終わっていなかったり、
引っ越す時期や地域は分かっていても具体的な場所は決めていない……
こういう時にちょっと役に立つ技ですね。
引っ越し料金の大枠は『荷物の量』+『移動距離』
引っ越し料金を大雑把に計算するだけなら、
輸送する荷物の量や内容(大型家具などがあるか)と
転居先まで移動距離で算出できます。
例えば、荷物の量がダンボール○箱分、引っ越す地域が○○周辺〜、
このあたりまで分かっていれば、そこからどの程度の大きさのトラックを何台使うか、
スタッフを何人配置するかというのも大体決まってきます。
つまり、粗見積りを出すならこれぐらいのデータでも可能というわけです。
といっても、それも業者によっては出来ないところもあるので、
まずは可能かどうかの確認がいります。
さらに、この金額はある程度の目安でしかなく、
必ずここから変動することを念頭に置いておきましょう。
ですが、大雑把な目安ぐらいでも予算を割り当てておけるので、
役に立つこともある豆知識ぐらいで覚えておいてもいいかもしれませんよ。
引っ越し料金に大きく関わる注意事項
大雑把な予算を見積もってもらっていても、
色々な条件が重なると料金が大きく変動する場合があります。
引っ越しの時期
引っ越しは時期や曜日、時間帯によって料金が変わります。
特に顕著なのが3月や12月などの引っ越しシーズンで、
普段よりはるかに高い料金を設定されていることもあるので注意が必要です。
居先の道路事情など
新居が具体的に決まっていない状態で見積りを出してもらっていると、
その選んだ新居によって料金が大きく変わる場合があります。
例を挙げますと、新居の前の道幅が狭く、
道路にトラックが停められない場合などは、
多めにスタッフを配置して対応することになるので料金が上がります。
同じように、新居が高層階なのにエレベーターが使えない場合も
スタッフが増員されてしまいます。
荷物の運びいれや運び出しは多少なりとも近所迷惑になる場合があるので、
あまり時間を掛けずにマンパワーを駆使することになるので、
料金はどうしても上がってしまうようです。
荷物の内容
冷蔵庫や洗濯機などの大型家具、ピアノ、
エアコンなどは輸送に特別料金が掛かります。
上記のようなポイントが引っ越し料金には大きく影響してきます。
逆を言えば、こういったポイントに気をつけることで
新居選びの指針にもなるので参考にしてみてください。