自宅前の道幅をよく確認しておこう

引っ越しをする時に必ず確認しておきたいのが、
旧居や新居の周辺の道路事情です。

実は道路の道幅や周辺環境などによって、
引っ越し料金が増えてしまう可能性があるので、
新居をまだ決めていない人は物件そのものだけでなく、
周辺の環境も確認しておきましょう。

必要なのは、主に道路の道幅(トラックが停車できるだけのスペースがあるか)や、
交通規制の有無などです。正式見積りを出す時に聞かれるので、
答えられるようにしておきましょう。

特に道幅に関しては新居の前にトラックを停められるかどうかで、
引っ越し料金が大きく変わってきます。

新居を見に行ったときは忘れずにチェックしてください。

旧居の道幅も大事なデータです

業者は引っ越しには必ずトラックを使います。
通常の引っ越しなら2tトラック、
ファミリー引っ越しなら4tトラックなどで使い分けているようです。

旧居からの荷物の運び出しの時にもトラックは旧居のなるべく近くに着けるので、
道幅の確認は重要になってきます。
ですが、2tトラックなら普通乗用車が通れる程度の道幅があれば十分でしょう。

分からない場合は業者を下見に呼んだ時に一緒に道幅を確認してもらいましょう。
新居前の道幅も旧居と比べて広いか狭いかを覚えておけば、その時に判断できます。

問題はファミリー引っ越しに使う4tトラックですが……
これには道幅3メートル程度の余裕が必要でしょう。

もし道幅がそれよりも狭い場合は、2tトラックを2台用意することになります。
そうなると、作業スタッフの数が増えて料金も高くなってしまうので、
料金を抑えたい場合はなるべく荷物を減らして、
トラック1台で済むように調整してみましょう。

交通規制などの道路事情にも注意

自動車免許を持っていない人には少し分かり辛いかもしれませんが、
新居の前の道路に交通規制が掛かっている場合、
道幅が十分でも停車できないといったケースがあります。

例えば、目の前の道路が一方通行だったり、
交通量のおい道路に面している場合だと、
駐車しての荷下ろし作業ができなくなってしまうのです。

そうなると、少し離れてでも駐車可能なスペースを探すしかありません。
そして、そこから新居まで荷物を運ぶには、マンパワーに頼るしかないのです。

当然、搬入時間は長くなりますし、
近所迷惑にならないよう迅速に作業をするために
スタッフの数も増やさなくてはいけません。
そうなると、やはり追加料金が発生してしまいます。

これと同じ事が旧居の前でも起こると追加料金がさらにドン! 
となるので、トラブルを避けるためにもしっかり確認しておくことをオススメします。

旧居は、下見の時に業者に一緒に確認してもらうことができるので、
標識や交通規制の知識が無くても構いませんが、
新居は自分の眼でしっかりと確認しておく必要があります。

良く分からない時は物件を扱っている不動産屋に確認するなり、
道路交通法を理解できている人に見てもらうなりすると良いですよ。

引っ越し当日になっての追加料金発生はトラブルの最たる原因です。
なるべく正しい見積りを作れるよう、
必要なデータは下見までにしっかり用意しておきましょう。