荷造りに必要なダンボールはどう集めればいいの?

梱包材、つまり荷物を詰めるダンボールとガムテープなどです。
この中で調達に少し困るのがダンボールでしょうね。
売ってるのはあまり見かけませんし。

引っ越しの規模によっては数十箱も用意しないといけないダンボール箱なので、
買うとなるとやはりそれなりの値段になってしまいます。

ですが、安心してください。
実は街中には無料のダンボールが溢れています!

ダンボールがあるところ

まず、街中にある無料のダンボール箱とは「使用済みの段ボール箱」のことです。
スーパーやドラッグストアに行けば
商品を輸送した後のダンボールを無料で貰うことができるので、
まずは近所をあたってみましょう。

特にドラッグストアのダンボールは大きいサイズの物もありますし、
薬などを運ぶダンボールは頑丈にできています。
数が必要な場合は事前に連絡してダンボールを確保しておいてもらうといいですよ。

その他にも、酒屋やコンビ二にもダンボールはありますが、
大きいサイズのダンボールが手に入りにくいので、
やはり最初はスーパーかドラッグストアに絞って探す方が良いですね。

貰いに行く前に、まずは電話で確認を

まず、ダンボールを貰いに行く時はこちらはお客様ではありません。
きちんと事前に連絡をしてダンボールがあるかどうかの確認をするなど、
お店側にも迷惑が掛からないよう配慮しましょう。

こうすれば、もしダンボールが無くても無駄足を踏まずに済みますし、
ダンボールを処分する方針の店でも頼めば取っておいてくれるかもしれません。

スーパーやドラッグストアが店に商品を並べるタイミングは基本的に朝が多いので、
ダンボールも朝に大量に出ることになります。

店内や店頭で『ご自由にお持ち帰り下さい』としている店舗もありますが、
そのままゴミとして回収に出している店舗もあるため、
まずは電話で確認を忘れないようしましょう。

また、午後になると回収業者が回ってくるというのも多いパターンなので、
連絡は開店後の午前中にするのが目安です。

引っ越し業者の中にはダンボールを用意している業者も

上記の他にダンボールを調達する方法として有力なのが、
ずばり「業者に用意してもらう」ことです。

特に大手の業者に梱包材を用意してくれるサービスを扱っているところが多いので、
利用する場合は下見の時などに必要な個数を伝えるようにしましょう。

ですが、業者によっては梱包材は有料だったり、
そもそもそういったサービスを扱っていない業者も存在します。
複数の業者から見積りを集めた段階で、
サービスの条件などにも気をつけて業者を絞り込んでいきましょう。

また、業者を下見に呼んだ時にでも、
梱包材を用意してもらえないか交渉してみましょう。
といっても、難しい話はする必要はありません。

「○○(他の業者)はダンボールを用意してもらえるみたいですけど、
そちらはどうですか?」

と、一言聞くだけでOKです。……別にプレッシャーかけてるわけじゃないですよ? 
それでも無理なら業者側もそう言いますし。
これでOKになったら儲けものぐらいに考えておきましょう。

また、引っ越し後には処分に困る梱包材ですが、
業者に頼めば不要なダンボールを回収するサービスを受けられる場合もあります。
そういったサービス内容は見積りや下見の段階でキチンと話を通しておくと、
引っ越し当日はスムーズに行動できますね。

ダンボールにも強弱があるので注意

ダンボールの中には、大きくても強度が低いダンボールが意外と多いです。
無料のダンボールに強度まで求めるのは少し酷ですし、ガムテープで補強する、
重いものを1つの箱に入れ過ぎないなどの工夫で対処していきましょう。

スーパーなどのダンボールは一度組み立てて解体した、
いわば「使用済み状態」なので、強度の劣化はどうしても起こっています。

引っ越し業者にダンボールを用意してもらう場合でも、
大きさごとにダンボールに重さの制限が記載されていたりと、
強度への対策が練られています。

なので、大切な物や高級品などで
重量のあるものをしまう用のダンボールをいくつか用意すると安心ですよ。

お金を出して買えば丈夫なダンボールが手に入りますし、
ドラッグストアにいけばサイズは限られますが、
薬品用の丈夫なダンボールがある場合があります。

ダンボールを買う場合は、普段あまり見かけるものではありませんが、
ホームセンターなどで基本的には購入できます。
気になる人は覗いて見ましょう。

有料ダンボールの値段は一枚につき100〜300円が通常のラインです。
大きさによって値段は変わるので、
まずは中に入れる荷物のことを想定して選ぶと良いですよ。

買ったダンボールは本当にしっかりしています
(筆者も初めて使った時は少し感動しました)。
重いもの、壊れやすいものを運ぶのにとても役に立ちます。
無くてもどうにかなるけれど、あると非常に頼もしい……
というのが個人的な感想ですね。

実際、引っ越しの荷物全て入れる分だけのダンボールを買うとなると、
それだけで出費がとんでもないことになります。
やはり、使うにしても中に入れる荷物によって使い分けるのが賢い方法でしょうね。

  • 無料のダンボールに入れる荷物 ⇒ 衣服、軽い物、壊れにく物など
  • 有料のダンボールに入れる荷物 ⇒ 高価な食器類、重い物、壊れやすい物など

こういう風に仕分けておくと、引っ越しの安全度がグンと上がりますよ。

ですが、業者に引っ越しを頼む場合は、
業者にダンボールを貰うのが一番安上がり(無料)ですし、
安全面そこまで心配というレベルではありません。

業者の用意するダンボールは基本的に新品ですし、
有料のダンボールに比べて強度では劣る面もありますが、
スーパーで貰うものよりは確実に頑丈です。

大手の業者ならほとんどがダンボールのサービスはしていますし、
確認の意味もこめて「ダンボールは用意してもらえるんですか?」
と訊いてみましょう。

「いいえ、自分で用意してください」なんて言う業者、なかなかいないですよ。