ペットは大事な家族の一員なので、引っ越し先にも一緒に連れていくことになります。
近場への引っ越しならそうそう大きな問題はないのですが、
遠方への引っ越しとなるとクリアしなければいけない問題点がいくつもあります。
まずペットの輸送手段の確保です。
長距離のペットを輸送をしてくれる専門の業者に頼みましょう。
次に、引っ越し作業中のペットの世話です。
ペットの面倒を見ながらでは作業効率も上がりませんし、
かといってペットを放置しておくわけにもいきません。
ペットホテルに預ける、友人に応援を頼むなど、対策を講じましょう。
ペットを連れての引っ越しは何より事前の準備が大事になります。
自分にもペットにも負担にならないよう、最大限の配慮をしておきましょう。
引っ越し業者はペットの輸送ＮＧ
ペットの輸送手段については、選べる方法はそう多くありません。
そもそも、ペットは「生き物」なので
通常の引っ越し業者は原則的にペットを輸送できないと決まっているのです。
引っ越し業者が輸送できるのは、
あくまで貴重品を除いた家財道具などの「物」だけです。
ここでまず選ぶのが、新居までペットを自分で運ぶか、
専門業者に頼んで運んでもらうかです。
専門業者に頼んだ場合はペットの輸送費として料金が発生するので、
きちんと確認してから依頼することが鉄則です。
移動距離、所要時間、運搬方法などで料金は変わってきますが、
数万円単位であることは間違いないでしょう。
その分は引っ越しの予算としてきっちり計算しておいてください。
※大手業者に引っ越しを依頼した場合、
提携しているペット輸送の専門業者を紹介してもらえます。
引っ越し業者を通しての依頼なら割引やサービスがつくこともあるので、
引っ越し業者に確認してみましょう。
業者に依頼した場合は、引っ越し当日に預かってもらうことが可能なので
引っ越し作業の邪魔にもなりません。
出費が掛かることを差し引いても、作業がスムーズに進められますし、
ペットの相手ができないまま放置してしまうよりは良いかもしれません。
ペットの問題は家族の問題でもあるので、
きちんと話あって納得のいく方法で運んであげましょう。
ペットのストレスケアをしてあげよう
住み慣れた家から離れるのはペットにとっても大きなストレスです。
輸送の方法や金銭面など目の前の問題も大切ですが、
やはり一番にペットの体調を考慮してあげてください。
ペットからすれば、引っ越し当日は一日中知らない人が自分のテリトリーを踏み荒らし、
その後は長時間車に揺られて着いた所は知らない街です。
そりゃあストレス溜まりますよ。
また、最悪のケースは、引っ越しに驚いたペットが逃げ出してしまい、
そのまま行方不明になることです。
引っ越しの最中にペットの捜索に時間を割くのは難しいですし、
一度引っ越してしまうと、もしペットが戻ってきても旧居となった家には家族はいません。
普段放し飼いにしているペットに多いケースなので、十分に注意しましょう。
引っ越しに驚いて道路に飛び出したペットが事故に遭うケースも少なくありません。
道路に面した家で多く起こるケースなので、
引っ越し当日のペットの管理は非常に重要になります。
新居についてからも、
ペットはそこが自分の新しい家だと認識するまでに時間が掛かります。
知らない街の知らない家に急に連れてこられて不安になるペットは非常に多いです。
そういう時こそ、家族がしっかりとペットのストレスケアをしてあげましょう。
まずは、新居や家の周辺に慣れるように、
一緒に出かけてあげるといいかもしれませんね。
ペットはストレスが溜まると病気になりやすくなるので、
特に引っ越しの前後で異変を感じたら
すぐに動物病院で診察を受けるようにしてください。
ペットの引っ越しに必要なもの
ペットを連れての引っ越しはとにかく事前の準備がポイントです。
順番に確認していきましょう。
- ペットの移動手段をどうするか（自分で運ぶ、専門業者に頼むなど）
- 当日の引っ越し作業中は誰が面倒をみるか（家族が一人ついておく、友人や知人に頼む、ペット預かり所を利用するなど）
- かかりつけの動物病院があるのなら、ペットの体調に問題がないか訊いておく（できれば引っ越しの前に一度検査を受けておくと安心）
- 引っ越し先の近くの動物病院の場所を確認しておく（引っ越したばかりのペットは体調を崩しやすい）
- 引っ越し先の自治体でペットをどのように扱っているか確認しておく（ペットを登録しておかないといけない地域もある）
以上の５点に気をつけておけば、
比較的スムーズにペットとの引っ越しを完了できるはずです。
個人的な感想ですが、
ペットの輸送手段に関しては専門の業者に依頼する方が、
結果的にはよりスムーズに引っ越しを終えることができると思っています。
引っ越し作業中はペットに構う余裕がなくなりますし、
ペットの方も目の前を知らない人間（引っ越し業者）が
行き来するのを見続けるのはストレスが溜まるからです。
専門の業者に依頼するにあたって気になるのは金銭面ですが、
大手業者に引っ越しを依頼すると、
ほとんどの場合ペット輸送専門業者と提携しているので紹介してもらえます。
その際、提携会社の紹介なら割引やサービスがつくこともあるので、
引っ越し業者とペット輸送業者を別々に依頼するよりは確実にお得になりますよ。
では、最後にペットを連れての引っ越しの流れを確認しておきましょう。
①インターネットの見積り一括請求を利用し、
安い見積りを出してきている比較的大手の業者を選ぶ。
（※当サイトの別ページでも詳しく紹介しているので、参考にしてください）
②相見積りをし、引っ越しを依頼する業者を確定する。
その際、ペットの引っ越しについて確認しておきましょう。
対応が悪い業者は契約を考え直す必要があります。
③引っ越し業者がペット輸送専門業者とサービス提携していることを確認し、
内容に問題がなければ契約する。
こうすることで、家の引っ越しとペットの輸送を同時に対応してもらえます
（大手の専門業者の方が輸送業者と業務提携している所が多いので、
その中から条件にあった業者を選びましょう）
こうすることで、「相見積りで引っ越し料金を安くできる」、
「当日に対応する業者が引っ越し業者のみで済む」といったメリットが発生するので、
作業効率もあがって引っ越しがスムーズに行えるようになるでしょう。
引っ越し料金が半額以下になる一工夫とは……？
安く引っ越しをしたいと考えるなら、
複数の業者間での見積もり比較（相見積もり）が必須です。
やらなければ確実に損をしてしまう、
現在の引っ越しではスタンダードな方法とも言えるでしょう。
業者に何度も連絡を取るのは面倒だと思う人もいるでしょうが、
インターネット環境さえあればその手間もほとんどなくなります。
一括見積もり比較サイトにアクセスすれば無料で見積もり請求が可能なので、
ぜひとも利用しておきましょう。
