引っ越し前にやっておく洗濯機の下準備

現在使っている洗濯機を引っ越し先でも使い続けたいと思うのなら、
新居選びは洗濯機のサイズを一つの基準にして探すようにしましょう。

引っ越してから洗濯機が設置できないことに気付いても、
契約を白紙に戻すことはできません。

洗濯機のサイズ、ホースの位置など、
しっかりと計量しておいて新居選びの段階で
洗濯機置き場のスペースを確認しておきましょう。

洗濯機置き場のスペース3タイプ

洗濯機置き場は『洗濯機バン』という防水用トレイが設置されている場所のことで、
物件によって設置されているバンのサイズも変わっています。
その規格は大体で3パターンに分類されます。

@640p×640p:正方形タイプ

タテ型洗濯機4kg〜8kg用。小型〜中型の洗濯機を設置できる、
一人暮らしでもポピュラーなタイプの洗濯機バンです。

A740mm×640mmと800mm×640mm:横長長方形タイプ

横長のドラム式洗濯乾燥機、
またはタテ型洗濯機9kg〜用の大型対応の洗濯機バンです。
上よりもさらに大きいので、単身者用の物件ではあまり見かけませんね。

洗濯機バンは設置場所が最初から決まっているので、
その場所に洗濯機を運び込めるかも重要なチェックポイントです。

中には通路の入り口の幅が洗濯機本体の幅よりも狭い罠のような物件もあるので、
通路の横幅も用チェックですよ!

もうあまり見かけませんが、
二層式洗濯機の場合は本体の横幅が広いので特に気をつけないといけません。

マンションの部屋の設計は、
不思議な間取りが出来ても気付かないことがたまにあるようです。

洗濯機を自力で引越す時には

洗濯機の引っ越しの注意点の一つ目は「中を空にしておく」ことです。
バカにするなと思われるかもしれませんが、
この注意点は筆者の引っ越しスタッフ時代の経験上から書いております。
あと、空脱水して洗濯機内部の水を飛ばしておいてくれると助かりますね。

次に、蛇口ホースの取り外しでは、
洗濯機側と蛇口側の両方のパーツを外しているか確認してください。

自分でやるのが心配ならば、やはり引っ越し業者に頼むのがベストですね。
洗濯機の移動を取り外しから新居での設置まで込みで行いますので、
心配いりません。

ただし、自分でやる場合には
上記のような注意点をチェックしながら作業を進めていきましょう。

蛇口の閉め忘れにご注意を

引っ越し後に洗濯機を設置しても、
実際に洗濯機を回すのは数日後ということもあるでしょう
(一人暮らしは特に)。

その時、洗濯機用蛇口は洗濯機を使用する時以外は
閉めた状態にしておいてください。

これは引っ越し直後によくある事故防止のためなのですが、
蛇口からの水漏れや取水ホースが外れてしまうなどの事故が起こったときに
被害を最小限に抑えるための処置になります。

集合住宅では自室での浸水が下の階に雨漏りとなって伝わることもあり、
水のトラブルは思わぬ隣人トラブルを巻き起こしかねません。

特に室内に洗濯機を置いている部屋は要注意です。

まずは様子見をして洗濯機や蛇口、
洗濯機バンに問題が無いかどうか確認しながら使っていきましょう。