AV家電、パソコンの破損に注意しよう

「引っ越しにはトラブルがつきもの」と言われているのは知ってますか? 
追加料金の発生や予定の遅延などが多く聞く話ですが、
万が一のケースで荷物の破損や事故などもあり得ない話ではありません。

その場合、特に荷物の中に高級な家電製品などがあったりするなら、
保険の加入をしておくのがオススメです。

家電の補償などは引っ越し業者ごとに内容が違いますが、
実はその補償内容には上限が設定されていることが多く、
高額な家電製品だと割に合わないようになることがあるんです。

なので、まずは業者に補償内容の確認、
次にオプションで保険に加入するかどうかを検討しましょう。

引っ越しプランの中に保険が組み込まれている場合は、
その保険の内容もしっかりチェックしておくことを忘れずに。

また、壊れてもメーカーの保障期間内であれば
無料で修理や交換をしれくれる場合もあります。

そのための保証書なども大事なので、
引っ越しの際に紛失したりしないように注意しましょう。

PCを運ぶ時はバックアップが必須

「安全に物を運ぶ」という一点だけに関してならば、
業者よりも自分で運んだ方が安全に移動できる確率が高いと思います。

壊れたら困るもので、
自分で運ぶことができるサイズの物ならどうするかよく考えて荷造りしましょう。

特によく聞くのがノートPCの移動です。
ノートPCは基本的に持ち歩きできるものなので、
中のデータなどが心配なら自分で運ぶ方が安心ですよ。

PC自体の破損なら補償の対象にできる可能性が高いですが、
データの破損には目に見える外傷などがありません。

つまり、ある意味本体よりも重要なデータに対して
業者側は一切補償してくれないのです。

さらに、PC本体もそれが高額な物だった場合、
補償内容だけではPCの価格と釣り合わないというケースにも発展する可能性があります。

業者に引っ越しを依頼する場合は、
まずPCのデータにはバックアップを、
本体が高額の場合はオプションの保険の追加をオススメします。

今は外付けのHDやUSBメモリなどに
簡単に大容量のデータをコピーすることが出来るので、
データのバックアップは特に必須と言えますね。

PC本体が壊れてもデータの移動を可能にしておけば、
まだダメージが少なくて済みます。

特に仕事柄PCを扱っている人には、
中のデータは非常に重要なものでいっぱいでしょう。
バックアップも1つではなく、複数用意しておく方がいいと思います。

一番安定するのは『箱から出す前の状態』

家電製品で大型の物などは、その梱包方法にもコツがいります。
一番良いのはその家電製品を買った時の『箱から出す前の状態』です。
それを再現すれば大体は安全に運べるようになります。

家電を買った店に問い合わせて
梱包用の資材をメーカー側から送ってもらうこともできるので、
必要な場合は一週間以上前には店側に依頼しておきましょう。

最近トラブルが多いのは液晶テレビの移動です。
振動などに弱く、自分で荷造りをするのなら
出来る限り買った時の状態を再現した方がいいですね。
購入時の梱包材を処分してしまっているなら、
メーカーから取り寄せることも考えましょう。

それができないのなら、いっそ大型家電製品の荷造りは引っ越しに任せると良いですよ。
なにせ、業者は引っ越しの専門家です。
家電製品ごとの適した梱包の仕方も一通りは知っていますから
(少なくとも現場の責任者は知っているはずです)、任せてしまいましょう。

もちろん、業者に荷造りを頼むのは有料になります。
業者の人に梱包の仕方を相談して自分でする……
といのは微妙なラインですね。

それで料金が発生する業者はあまりいないとは思いますが、
引っ越しの作業がスムーズに進まなくなる可能性は高いです。

やはり、メーカー指定の梱包材を使うか
引っ越し業者に荷造りを任せるのが一番安全な方法と言えますね。
下手な梱包で家具を壊してしまったら意味がありませんしね。

※引っ越しの際、家具などの破損には業者からの補償が付きます。
ですが、補償の対象となるのは
「破損が外見で分かる物」という大前提があるのです。

例えば、引っ越しの前後で電子レンジが動かなくなってしまったとしても、
外見が無傷なら補償の対象になるのは難しいでしょう。
動作不良も「原因不明」として処理されてしまいます。

当サイトの別ページに
『引っ越しの最中に荷物が無くなった(紛失した)場合』の記事があります。
参考にしてください。