会社の事務所を移転する場合のチェックポイント

個人の引っ越しだろうと会社の移転だろうと、
物件から物件へ物を運ぶのは引っ越し業者の専門分野です。

実際、大手の業者では、
『事務所の引っ越し専用プラン』というのを用意しているところもあるので、
それを利用すれば比較的スムーズかつ無難な「オフィスの移転」ができます。

もちろん、規模によっては通常の引っ越しプランでも対応できるので、
SOHOオフィスのような小規模の事務所は通常料金とパック料金を比較して、
安い方を選ぶといた方法が使えますね。

では、オフィスの移転・引っ越しのポイントを紹介していきましょう。

通常の引っ越しプランも適用できる少人数事務所の引っ越し

オフィスの移転となれば荷物の量も一般家庭より遥かに多く、
大型の電子機器なども運び出す必要があると思いませんか? 

確かにそういったオフィスもあるでしょうが、
人の出入りが少ない小規模の事務所なら、
荷物の量によっては通常の引っ越しプランで十分に引っ越し可能になります。

その代表例がSOHOオフィスのようなインターネット関連のオフィスです。
デスクとPC以外に運び出す物があまりないので、
一般家庭よりも安く済むケースもあるほどです。

ですが、通常料金での引っ越しでは
万が一の場合の保険の補償上限額が低いという問題点もあります。
どちらを選ぶかの判断は、リスクマネジメントをしっかりとした上で決断すべきでしょう。

一般的な引っ越しでの保険の保証上限額の相場

  • 一品当たりの上限額は30万円〜50万円、上限は総額500万円〜1,000万円
  • 荷物が破損した場合、外から見てハッキリと確認できる破損のみが補償の対象

保険の条件は業者ごとに違いがありますが、
内容としては上記のようなものになっています。

オフィスにある機材は高額な物も多いのですが、
30万円を越える機材の破損には全額補償はできないということになります。

中には100万円クラスの機材がある場合もあるでしょうから、
そう考えると通常料金での引っ越しをオフィスでやるのは
一般家庭の引っ越しよりはるかにリスクが高いと言えますね。

また、上記の通り、補償の対象となる破損は
「外から見てハッキリ傷だと認識できる物」に限られています。

ですが、オフィスには顧客の個人情報や仕事に必要なデータなど、
無形の資産が多くあります。

では、引っ越しをした後にパソコンのデータがクラッシュしていたとして、
その補償はされるのでしょうか?

答えは「NO」です。
なので、データは必ずバックアップを取り、それでも心配なら、
PCの輸送は業者に任せない方が安全は確保できるでしょう。

また、通常料金の引っ越しプランは基本的に一般家庭に向けた引っ越しプランですが、
申し込みは法人名義でも可能です。

費用計上にも特に問題は無いはずなので、
わざわざ代表者一名の名義に書き換えたりする必要はありませんよ。

中規模以上のオフィスは専用プランで決まり

事務所専用の引っ越しプランは、
中規模以上のオフィスの移転の際に便利さが際立ってきます。

オフィスの規模が中規模かどうかの目安は、
従業員数が2桁を越えれば立派な中規模オフィスです。

事務所の移転は事前の準備が非常に重要なポイントになります。

オフィスビルに入っているようなオフィスはスムーズな移転をするために、
業者とは特に綿密にスケジューリングをしなければいけません。

その際は、事務所専用プランを用意している業者に依頼することをオススメします。
大手の業者ならほとんどが展開しているサービスプランなので、
どのような内容なのかは各業者に問い合わせて確認しましょう。

個人的なオススメは『アート引っ越しセンター』さんです。

HPがかなり見やすく、お得感も他の大手業者と比べても負けていません
(得意分野ではむしろ勝っています)。
ぜひ参考にしてみてください。

オフィスの移転はどの業者に依頼しても結果的に高額になるケースが多いです。
安全や保険にお金を掛けていると考えれば仕方がないかもしれませんが、
やはりその中からでも条件にあったプランを提供している業者を選びたいものですよね。

複数の業者のプラン内容をしっかりと比較して、即決はせずに慎重に決断しましょう。

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